今回は、SS-oneのIPアドレスを設定します。
ステラショット2からSS-oneに接続する際、SS-oneのIPアドレスを固定しておいた方が便利です。
SS-oneはできるだけ変更せずに使いたいため、SS-oneの外から設定する方法をとります。
SS-oneは DHCP クライアントとして動いていますので、ステラショットがインストールされているWindows PCにDHCP サーバ を立てて、DHCP サーバからSS-oneのIPアドレスを設定するようにします。
DHCPサーバはこちらの Open DHCP Server を使用します。
オープンソースのDHCP サーバで、設定もわかりやすいツールです。
Windowsのサービスとして動きます。
まずは、OpenDHCPServerInstallerV1.75.exe (2020年8月20日時点の最新版)をダウンロードして、Windows PCにインストールします。
インストール方法はいろいろなWebページで説明されていますので、Google先生に聞いてみてください。
インストールが終わったら、DHCP Serverの設定を行います。
Windowsのスタートメニューをクリックし、Open DHCP Server / Configure から OpenDHCPServer.ini を変更します。直接、インストールされたフォルダの「OpenDHCPServer.ini」というファイルを変更してもOKです。
ここでは、SS-oneのIPアドレスを192.168.1.41にする設定を行います。
Open DHCP Serverが稼働しているWindows PCのIPアドレスは 192.168.1.40です。
また、192.168.1.41から192.168.1.49までのIPアドレスの払い出しされるようにします。
[LISTEN_ON] 192.168.1.40 [LOGGING] LogLevel=All [RANGE_SET] DHCPRange=192.168.1.41-192.168.1.49 Router=192.168.1.1 [GLOBAL_OPTIONS] SubnetMask=255.255.255.0 DomainServer=192.168.1.1 AddressTime=360 Router=192.168.1.1 # SS-oneのMACアドレスを指定する。 [b8:27:**:**:**:**] IP=192.168.1.41
次に、Open DHCP Serverが稼働しているWindows PCのIPアドレスを 192.168.1.40に固定します。
- コントロール パネル / ネットワークとインターネット / ネットワーク接続 / イーサネットのプロパティ を選択します。
- インターネットプロトコル(TCP/IPv4)を選択して、プロパティボタンをクリックします。
- 「次のIPアドレス」の各項目を設定します
- IPアドレス 192.168.1.40
- サブネットマスク 255.255.255.0
- デフォルトゲートウェイ 192.168.1.1
SS-oneは DHCP クライアントとして動いていますので、
Open DHCP Serverから振られたIPアドレスが設定されるようになります。