ステラショット2から SS-one AutoGuider pro を動かしてみる。 #3 [Open DHCP Server]

今回は、SS-oneのIPアドレスを設定します。

ステラショット2からSS-oneに接続する際、SS-oneのIPアドレスを固定しておいた方が便利です。
SS-oneはできるだけ変更せずに使いたいため、SS-oneの外から設定する方法をとります。
SS-oneは DHCP クライアントとして動いていますので、ステラショットがインストールされているWindows PCにDHCP サーバ を立てて、DHCP サーバからSS-oneのIPアドレスを設定するようにします。

DHCPサーバはこちらの Open DHCP Server を使用します。
オープンソースDHCP サーバで、設定もわかりやすいツールです。
Windowsのサービスとして動きます。

ja.osdn.net

まずは、OpenDHCPServerInstallerV1.75.exe (2020年8月20日時点の最新版)をダウンロードして、Windows PCにインストールします。
インストール方法はいろいろなWebページで説明されていますので、Google先生に聞いてみてください。

インストールが終わったら、DHCP Serverの設定を行います。

Windowsのスタートメニューをクリックし、Open DHCP Server / Configure から OpenDHCPServer.ini を変更します。直接、インストールされたフォルダの「OpenDHCPServer.ini」というファイルを変更してもOKです。
ここでは、SS-oneのIPアドレスを192.168.1.41にする設定を行います。
Open DHCP Serverが稼働しているWindows PCのIPアドレスは 192.168.1.40です。
また、192.168.1.41から192.168.1.49までのIPアドレスの払い出しされるようにします。

[LISTEN_ON]
192.168.1.40

[LOGGING]
LogLevel=All

[RANGE_SET]
DHCPRange=192.168.1.41-192.168.1.49
Router=192.168.1.1

[GLOBAL_OPTIONS]
SubnetMask=255.255.255.0
DomainServer=192.168.1.1
AddressTime=360
Router=192.168.1.1

# SS-oneのMACアドレスを指定する。
[b8:27:**:**:**:**]
IP=192.168.1.41


次に、Open DHCP Serverが稼働しているWindows PCのIPアドレスを 192.168.1.40に固定します。

  1. コントロール パネル / ネットワークとインターネット / ネットワーク接続 / イーサネットのプロパティ を選択します。
  2. インターネットプロトコル(TCP/IPv4)を選択して、プロパティボタンをクリックします。
  3. 「次のIPアドレス」の各項目を設定します

SS-oneは DHCP クライアントとして動いていますので、
Open DHCP Serverから振られたIPアドレスが設定されるようになります。